2014年05月08日

カスピ海

カスピ海(カスピかい、ロシア語: Каспийское море)は、中央アジアと東ヨーロッパの境界にある塩湖。世界最大の湖である。カスピの名は古代に南西岸にいたカス族あるいはカスピ族に由来する。カスピ海に近い現在のイラン・ガズヴィーン州都Qazvinは同じ語源であると言われる。現代のペルシア語では一般に「ハザール海」と呼ばれるが、これは7世紀から10世紀にカスピ海からコーカサスや黒海にかけて栄えたハザール王国に由来する(現代ペルシア語では、カスピ海南岸のイランの地名から「マーザンダラーン海」とも呼ばれる)。また、トルコ語でも同様の名で呼ばれる。中国語では現在に至るまで裏海(りかい)と呼ばれる。

この湖に接している国は、ロシア連邦(ダゲスタン共和国、カルムィク共和国、チェチェン共和国、アストラハン州)、アゼルバイジャン共和国、イラン(マーザンダラーン州など)、トルクメニスタン、カザフスタンである。
主な流入河川にはヴォルガ川、ウラル川、クラ川、テレク川などがあり、流入河川は130本にものぼるが、流れ出す河川は存在しない。アゾフ海とはクマ=マヌィチ運河やヴォルガ・ドン運河によって繋がっている。
面積は374,000 km2ある。なお日本の国土面積は377,835km2なので、カスピ海のほうがわずかに狭い。水の量は78200km3にのぼり、世界のすべての湖水の40%から44%を占める.。塩分濃度は北部と南部では異なり、北部ではヴォルガ川などの流入で塩分が薄く、南部ではイランからの流入河川が少ないため塩分が濃いとされる。湖全体の平均塩分濃度は1.2%であり、海水のほぼ3分の1である。

海の向こうに



Posted by xjvtwy at 00:23